総務、経済産業、文部科学の3省は2010年6月8日、電子書籍の普及策を検討する懇談会を開催した。過去に開かれたワーキンググループで出された電子出版に関する提言をまとめ、日本語の電子書籍に関してデータの規格を統一する方針を明らかにした。
懇談会は、出版社や作家、携帯電話事業者などのほか、主要なデータ規格を提供するシャープも参加。総務省情報流通振興課によると、出版社から電子コンテンツ配信事業者、端末利用者の間でやり取りされるファイル形式を標準化するため、「電子出版日本語フォーマット統一規格会議(仮称)」を立ち上げて、具体的に討議していくという。また、統一規格の国際標準化も、2011年中に進めていく。