会員の若返りも期待
世界中から会員が集まる「ネットRC」だが、会則は地域のRCと変わらないし、活動内容も同じだ。RCの会員は、原則1人1クラブしか加入できない。つまり、地域のRCに加入しながらネットクラブへの加入は認められない。参加は新メンバーということになりそうだ。
ロータリージャパンによると、「実際のネットでの活動はこれからですし、考えている最中だと思います。ただ、今わかっていることは、会員はテレビ会議などを使って例会へ参加することです」と話す。ネットRCといえども、週1回必ず例会を開き、そこへの参加は義務なのだ。
日本人の会員には、時機尚早と反対する人も少なくないという。「顔を見て話をしたい」という気持ちが強いからだ。
しかし、「個人の奉仕活動は地域でも、企業内でもできますし、寄付活動など、会員としてやれることはあります。活動をネット例会できちんと報告させることもできます。世界的にはSkype(スカイプ)を取り入れているケースもあるようですし、遠距離通話や国際電話が料金を気にせずにできるのですから、例会でのディスカッションも可能でしょう」という。
ネットという性格上若返りも期待できるとする。現在会員は50歳以上が多い。