レアルかランドか豪ドルか? 通貨選択型投信が人気

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欧州危機で基準価額が下落

   ギリシャの財政危機に端を発した欧州の信用不安によって、約1か月前に1米ドル93円台、1ユーロ120円の水準にあった外国為替相場は、一気に1米ドル88~90円台、1ユーロ110~113円台まで円高に進んだ。

   通貨選択型投信は、投資対象の金融商品と外国為替の「二重のリスク」がある。利益が上がるときも大きいが下がるときも大きいわけだ。この1か月のように為替が激しく動けば、当然影響を受けるし、さらには円高によって株式相場も下落したので、他の金融商品の運用環境も悪化した。

   野村証券の「野村米国ハイ・イールド債券投信」でみると、2010年4月末に1万3780円あった基準価額は、5月27日には約11%下落して1万2226円になった。とはいえ、「分配は基準価額が反映されるのはもちろんですが、債券の利子収益などから安定的な分配をめざしています」(野村証券)ということだ。

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