民主・山岡議員が「八百長」発言 プロレスラーが「侮辱だ」と「公開質問」

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山岡議員は沈黙を続けたまま

   坂田亘さんの果し状に対し、山岡賢次議員はどのように答えたのか。

   ハッスル制作委員会の山口日昇代表は、取材に対し、2010年5月31日夕時点で山岡議員から何の反応もないことを明らかにした。

   「黙殺なんでしょうね」と悔しさをにじませながら、山口代表は、「プロレスの八百長試合」という見方を完全否定した。

「スポーツもあれば、演劇の部分もあり、いろんなものを含めたジャンルがプロレスなんです。『八百長演劇』、『八百長映画』というものがありますか。八百長とは、相撲やボクシングなどの真剣勝負で、勝ち負けを意図的に操作することを言うんです。われわれは、芸能人が出たり、真剣勝負をしたりして、プロレスを演じているんですよ」

   プロレスは、人気が長期低落傾向にあり、ハッスルも09年10月にいったん活動休止状態になった。それだけに、見下すような「八百長」発言が許せないらしい。

「われわれのビジネスには、全国で1000人もの選手やスタッフが関わっています。発言は、仕事によくない影響を与え、逆効果ですよ。産業に元気がなく、税金のために事業仕分けをしている中で、与党の方が言うことではありませんね。八百長の理由があるのなら、証拠を見せてくれと言いたいです」

   発言は、八百長アレルギーがあるプロレスファンも敵に回したという。有権者として、夏の参院選を前に、今後も抗議を続けていくとしている。

   ネット上では、抗議行動そのものが話題作りではとの見方も出ている。これに対し、山口代表は、「そう取られるのも覚悟していますが、こんな話題作りで客が入る時代ではないですよ。そういう世界ですので、話題作りをする気はありません」と言う。

   一方、山岡議員の事務所にも取材を申し込んだが、担当秘書が外出中とのことだった。

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