郵政法案たった6時間で強行採決 野党激怒「前代未聞の暴挙」

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福島党首も「問題あると思いますね」

   「審議1日『言論の府』圧殺」と題したコラムも掲載され、与党側を

「国民や野党の要求は一顧だにせず、自らに都合のいい法案の成立に血道を上げる――。これが民主党の国会運営の姿です」

と糾弾した。

   公明党の機関紙「公明新聞」も、5月31日に「許されない数まかせの国会軽視 『郵政』強行採決」と題した論説を掲載している。

   それ以外の野党についても、強行採決の直前に行われた共同会見で、

「自民党時代よりもひどい強権的な言論弾圧」(江田憲司・みんなの党幹事長)
「民主党が出そうとしている結論も、プロセスも全部間違えている」(園田博之・たちあがれ日本幹事長)

と、やはり与党批判を展開している。

   与党の一角からも、採決に疑問の声が出ている。連列離脱を表明した社民党の福島瑞穂党首は2010年5月31日、TBSの情報番組「朝ズバッ!」で郵政改革法案の採決について聞かれ、

「内容については賛成なんですよね」

と答えるも、

「やり方は?」

と突っ込まれ、

「問題あると思いますね」

と、強行採決というやり方に対して疑問を呈している。

   郵政改革法案は、5月31日中にも衆院本会議で可決される見通しだが、その運営のあり方をめぐっても、野党からは

「本会議。野党の国対委員長会議の最中に開始ベルを鳴らす衆議院議長って、公正? 今夜は深夜までかかりそうだ」(小池百合子衆院議員、ツイッター上で)

と、批判の声があがっている。与野党の対立は深まるばかりだ。

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