事業仕分け、反映されるかも疑問示す
蓮舫参院議員も、突然の花束贈呈にびっくりしたらしく、ツイッターで、「ご関心をいただき、本当に嬉しいです」と明かした。
民主党には厳しい批判をしていたのに、なぜ急に花束まで贈ったのか。
内田裕也さんのマネージャーは、取材に対し、次のように説明する。
「事業仕分けを公開でやるのは、世界でも例がないとうかがっています。今までベールに包まれてグレーゾーンにあり、国民が知るタイミングがありませんでしたが、税金がこう使われたとびっくりする事実が出てきました。仕分けは、賛否両論が出て社会的関心を呼んだことに意味があり、その中でも蓮舫さんの力が大きかったということです」
質問の仕方も分かりやすく、事業仕分けの象徴になったことで、こうした貢献に対し「お疲れさま」の気持ちを込めたという。
ただし、「民主党に仕分け資格なし」の立場は変わらないというのだ。
「仕分けの資格はないと、今も思っています。小沢一郎幹事長が不起訴になっても、いいとは思っていませんし、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は、勝手に沖縄を訪問するなど、普天間問題はまだ迷走中です。そんな中で評価できるのが仕分けで、しないよりもした方がよかったというだけですよ」
さらに、内田さんは、2010年5月26日から始まった行政事業レビューの結果を見ないと、事業仕分けが本当に反映されるか分からないと懐疑的に見ているという。マネージャーも、「まだ氷山の一角ですので、もっとやらなければダメですね」と話す。
内田さんは1991年の都知事選に立候補しているが、今後政界入りを目指す予定はないという。2010年夏の参院選でも、民主党などを応援する予定はないとしている。