「15分男」「宇宙問題」「ハトる」 日米で首相皮肉る「新語」続々

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日本の有権者には「サギ」、中国からは「カモ」

   首相経験者が、公然と鳩山首相を揶揄したこともある。麻生太郎前首相は、2010年5月20日の派閥総会で、「新聞に『ハトる』という言葉があった」と紹介。

   この日の読売新聞第2社会面の左端にあるミニコラム「USO 放送」には、

「ハトる 出来ないことを約束すること ―新語辞典(千葉・帆平)」

とあり、麻生氏は、このコラムを読んだようだ。麻生氏は、このフレーズを気に入ったらしく、5月24日に大阪府内で行った講演で、事業仕分け第1弾で3兆円を目指していた国庫返納額が6000億円にとどまったことや、普天間問題での一連の対応のブレについて

「『ハトった』ってことだ」

と批判した。

   ネット上では、さらに手が込んだ例え話が流行している。2010年初頭から話題になっているのが以下で、野党の会合でも紹介されるほどだ。

日本には謎の鳥がいる。
正体はよく分からない。
中国から見れば「カモ」に見える。
米国から見れば「チキン」に見える。
欧州から見れば「アホウドリ」に見える。
日本の有権者には「サギ」だと思われている。
オザワから見れば「オウム」のような存在。
でも鳥自身は「ハト」だと言い張っている。
私はあの鳥は日本の「ガン」だと思う。

   このフレーズは、ネット上ではバージョンアップが進んでいる。鳩山政権が続く限り、今後も様々なあだ名やたとえ話が創作されていくことになりそうだ。

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