漫画家の倉田真由美さん(38)が、略奪婚だと夫の前妻から訴えられていると文春が報じたことに対し、「記事内容は事実無根」だと怒っている。不倫を示す知人メールなどはインチキで前妻の言いなりを報じたというのだ。J-CASTニュースでは、文春に取材したものの、コメントは返ってこなかった。
「最初から、文春の取材を受けていればよかったと、少し後悔しています」
J-CASTニュースの直撃取材に、倉田真由美さんは2010年5月26日、こう切り出した。
夫の前妻が計2000万円の損害賠償求める
週刊文春が「略奪婚」と報じたのは、20日発売号。記事ではまず、倉田さんの夫で映画宣伝プロデューサーの叶井俊太郎さん(42)が、前妻(42)と09年3月13日に離婚したのは「形式的」だったと指摘した。叶井さん経営の映画配給会社が業績悪化し、債権者の取り立てが来て迷惑を掛けるとして、叶井さんが前妻に、「落ち着いたら復縁しよう」と約束したという理由からだ。
ところが、別居2日前に、知人女性とやり取りした叶井さんのメールを前妻が見たところ、そこには、なんと離婚時に倉田さんがすでに叶井さんの子を身ごもっていたことを示す内容が書かれていたというのだ。
その後、前妻は、同11月30日になって、不倫で精神的苦痛を受けたとして、叶井さんに1500万円、倉田さんに500万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。記事によると、送受信時間が分かるメール履歴は証拠として提出された。裁判は、倉田さん側が離婚届提出後に交際したなどと全面的に反論し、現在も係争中という。
この文春報道について、倉田さんは、「略奪婚というのは事実無根」だとして、週刊朝日の連載コラムや自らのブログで怒りを露わにしている。
週刊朝日では、「知人女性から夫に送られたというメールもインチキ」だと主張。叶井さんも「ひどいよね」とため息をついていたという。ブログでは、「一人の女性の言うことを何の証拠もなくそのまま書いた」と指弾している。