料理人 周さんもビックリ 「食べるラー油」意外なレシピ 

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   「食べるラー油」の人気は高まる一方で、レシピもいろいろ登場してきた。テレビ番組で、アボカド、みたらし団子、バナナにつけて食べるとおいしい、と紹介されたほか、パイナップルやアイスクリームを使った「ラー油デザート」も登場している。

   桃屋が2009年8月に発売したラー油「辛そうで辛くない少し辛いラー油」は、なたね油とごま油、粗挽き唐辛子で抽出したラー油に、フライドガーリックとフライドオニオンが入っている。従来の餃子につけて食べるラー油よりも具が大きく、ごはんに乗せたり、そのまま食べることもできる。

アボカド、みたらし団子、バナナ

いろんなものに合う桃屋「辛そうで辛くない少し辛いラー油」
いろんなものに合う桃屋「辛そうで辛くない少し辛いラー油」

   2010年5月25日放送のテレビ朝日系番組「お願い!ランキング」で、桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」に合う食材が紹介された。選んだのは中華料理の名店「赤坂璃宮」で総料理長を務め、「料理の鉄人」などのテレビ番組にも出演したことがある周富徳さんだ。

   1位はレモン汁やわさび醤油をつけて生で食べたり、サンドイッチや巻き寿司の具などに使われる「アボカド」。周さんによると脂肪分が多く含まれているので、ラー油の油っぽさとマッチするそうだ。インターネット上にも、アボカドに食べるラー油をつけるとおいしいという書き込みは複数ある。

   2位は「みたらし団子」で、周さんは「豆板醤が団子に絡み付いて、一緒に食べると辛いのと甘いのが交じり合って、ちょうどいい。ごはんよりいけそうだよね」とコメントした。3位は「バナナ」で、「意外と合う。フルーツじゃないみたいになるね。香ばしくなって辛さ的にはバナナでまろやかになって、これはすごい発見だな」とびっくりしていた。

   プロを養成する辻調理師専門学校、中国料理専任教授の河合鉱造さんは、

「アボカドは問題なくおいしいでしょう。みたらし団子、バナナも合わないことはないと思います。ただし、人それぞれの味覚によって多少の好き嫌いはあると思います」

と話している。

   また、すっぱいものや甘いものにも合う。

「辛味は五味(しょっぱい、甘い、すっぱい、苦い、辛い)の1つで、体に必要なものとも言う人もいます。辛味はすっぱいものによく合い、トムヤムクン、サンラータンがいい例です。甘いものとの組み合わせでは、香港でおつまみに出てくるクルミと海老を甘いソースでからめ、唐辛子、ラー油で辛味をつけたものや酢豚があります」

トーストつけて「ガーリックトースト風」

   一方、「日経ウーマンオンライン」に「驚きのラー油デザート」が5月24日に紹介されている。パイナップルとグレープフルーツを一口大にカットし、桃屋の食べるラー油、あんずリキュール、はちみつを混ぜたシロップをかける。さらにシナモンパウダーを軽く振る。「甘くてスパイシーな味」になるという。もう1品は、バニラアイスクリームに食べるラー油をかけるというデザートで、「意外にイケル」そうだ。「日経ウーマンオンライン」に詳しいレシピが載っている。

   SNS「ミクシィ(mixi)」には、8000人以上が参加する「辛そうで辛くない少し辛いラー油」のコミュニティがある。ラー油に合うレシピを紹介するトピックスに212件のコメントが書き込まれていて、一風変わった組み合わせも載っている。トーストにマーガリンを塗りラー油をかける「ガーリックトースト風」や、グラタン、イングリッシュマフィン、カルボナーラに合うと紹介されている。

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