参院選1人区で社民の支援得たい民主
民主が社民へここまで配慮するのは、7月の参院選が直前に迫っているという事情もある。多くの1人区の選挙区で、民主候補を社民支持組織が支援する選挙協力が進んでおり、今さらのご破算は死活問題、という訳だ。
残る連立パートナー国民新党の亀井静香代表は、「かんしゃく起こして政権離脱なんて子どものやることだ」(5月24日)と社民党に「大人の対応」を求めている。しかし、社民党には、旧社会党時代の「大人の対応」による支持急落のトラウマがあるのかもしれない。1994年の自社さ連立政権の村山富市内閣で、自衛隊合憲を認めるなど、従来政策を大きく転換させた「大人の対応」の結果、支持者層が離れ党勢が大きく後退した過去がある。
インターネットのポータルサイト「ライブドア」のリサーチ欄で、福島氏の沖縄訪問について「不適切だと思う」かどうかを、2択できいた質問(5月25日~)の26日夕現在(参加2000件強)の結果は、「(不適切だと)思う」68.3%、「思わない」31.7%だった。