「観客冷めていた」には反論も
沢尻エリカさんの口パクについて、和田アキ子さんらの指摘は本当なのか。
イベントの主催者であるガールズアワード実行委員会の窓口担当者は、取材に対し、その指摘をほぼ認めた。
「彼女自身がパフォーマンスに集中したいということで、演技に注力するためマイクを外したと聞いています。マイクが壊れたわけではなく、パフォーマンスを頑張って見せたいということです」
歌手を称しているのに、口パクはおかしくないのか。この点を指摘すると、担当者は、「歌手と言われれば歌手、アーティストと言われればアーティスト。自己表現ですので、自由だと思います」と話した。
練習不足、声の不調など何か特別の事情があったことはないか。これについては、「何でしょうね。練習が足りなかったことはないと思います。自信がなければ出演しませんし、オファーも出ないと思います。彼女のパフォーマンスの仕方ですので、これ以上お答えしようがありません」。
観客がエリカさんに冷めていたという指摘については、こう反論する。
「確かに、ジュンスさんが登場すると大きな歓声が聞こえましたが、イベント後に観客にインタビューすると、『(エリカさんは)カッコよかった』との反応でした。会場はシーンとしていたわけではなく、前の方ではエリカさんに手を振っていましたね。テレビの見方は、極端だと思います」
エリカさんをゲストに招いたのも、女性に支持されつつあり、生き方がカッコいいと人気だからだという。
ただ、イベントを運営・企画している会社の担当者は、取材に対し、「キャスティングの担当者からは、マイクの調子が悪かったと聞いています」と答えた。マスコミには、PR会社からこのことを伝えたという。一方で、この担当者は、「パフォーマンスを重視したいとは、前々から聞いていました」とも明かしている。真相は不明だが、マイクの予備があったとしても、口パクで歌うつもりであった可能性はありそうだ。