日本チェーンストア協会が2010年5月24日に発表した4月のスーパー売上高(店舗調整後)は、前年同月に比べて4.9%減の1兆93億円だった。マイナス幅は縮小したものの、17か月連続のマイナスとなった。
厳しい雇用環境や景気の先行き不透明感を背景とする生活防衛意識や低価格志向に加えて、記録的な低温など天候不順の影響から苦戦を強いられた。
部門別でみると、食料品の販売金額は6217億円(前年同月比4.5%減)、衣料品1041億円(同7.9%減)、日用雑貨や医薬・化粧品などは2192億円(同4.2%減)、サービス39億円(同2.0%減)、その他601億円(同5.6%減)。低温だったため、衣料品のジャケットなどはよかったが、春夏もの衣料の動きが鈍かった。衣料品は52か月連続の減少。エコポイント関連の薄型テレビ、DVDレコーダーは好調だった。
なお総販売額は、前月比では3.4%伸びた。