少し「不良」の方が長寿? ヒケツは「笑い」と「乳酸菌」

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腸管を整えることが大切

   こうした研究成果に、奥村教授は「ヒトでの試験は貴重で、このことから逆に、風邪を予防するにはウイルスを攻撃する抗体やNK細胞をつくり出す腸管を整えることが大切なことがわかる」とし、乳酸菌のもつ整腸効果を強調した。

   もう一つ、奥村教授が「長寿」のヒケツとしているのが「笑い」だ。そう聞くと、医学的な説得力に欠けるような気になるが、奥村教授が診てきた100歳を超える元気な老人たちに共通していることには、「笑い」がある。

   たばこを吸い、お酒を飲んでいても健康な老人はいる。むしろ、無理な禁煙や禁酒でストレスを溜め込んでしまうほうが健康にはよくないようで、「くよくよしない、マイペース。少しくらい不良のほうが長寿をもたらす。心配性な人は長生きできない」という。

   セミナーで、奥村教授は「NK細胞は年齢とともに減る」と話した。手軽にできることとして、乳酸菌を摂取して、かつ笑って過ごすことが免疫力をつけ、ガンなどの病気にかからないために大事なようだ。

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