「札幌転勤でアイドル扱い」と話題になっていたNHKの登坂淳一アナウンサー（38）が大人気だ。担当した番組の視聴率が上がり、報道以外の番組では「白馬に乗った王子様」と紹介されるほど。ブログにも「素敵です！」といったコメントが殺到している。
登坂アナは2006年4月からNHK「正午のニュース」を担当。爽やかなルックスと落ち着いた声で視聴者から人気で、ネットでは、公家のような顔立ちから「麿」と呼ばれていた。
音楽番組にゲスト出演、女子大生から歓声
だが、2010年春、東京から北海道に突如異動。3月29日からNHK札幌放送局で平日夕方の報道番組「ネットワークニュース北海道」を担当し、メインキャスターを務めている。
異動の際には、NHK北海道サイトに登坂アナの画像が大きく掲載された特設ページができるなど「アイドル並み」の扱いで注目を集めていたが、2か月近く経った今も引き続き人気だ。
NHK北海道によると、以前放送されていた平日夕方の報道番組の09年平均視聴率が7.9％だったのに対し、登坂アナが担当する新番組「ネットワーク～」の5月19日までの平均視聴率は9.0％。1ポイント以上も上がっている。
約5000人が参加するmixiのファンコミュニティには、北海道の視聴者から連日「今日の麿」として同番組のキャプチャー画像が貼られている。「笑顔が素敵」「このネクタイ、全国ニュースでしてたやつと一緒です」といった書き込みが寄せられている。
また、報道番組だけでなく、音楽番組にもゲストとして出演。「NHK札幌にやってきた白馬に乗った王子さま」と紹介され、共演する女子大生らから歓声を浴びた。トークでは、普段聴く音楽や、カラオケで歌う曲などについて説明。また、MCをする際のアドバイスを聞かれ、「情熱を持って伝えようとすることを大事にしています」と話している。