内閣府が2010年5月20日に発表した1-3月期の国内総生産(GDP)の速報値は、物価変動を除いた実質ベースで前期比1.2%増、年率換算で4.9%増となった。プラス成長は4四半期連続で、背景に輸出や消費支出が堅調だったことがある。
住宅投資は前期比0.3%増で、5四半期ぶりに増加した。設備投資は2四半期連続で伸びて、1.0%増となった。消費支出は0.3%増。4四半期連続で増加したが、伸びは鈍っている。輸出も6.9%増となり、4四半期連続で伸びた。米国向けは落ち込んだが、アジア向けが伸びた。輸入は2.3%増となった。
物価の動向を示すGDPデフレーターは、野菜の値上がりなどの影響で前期比0.01%上昇し、5四半期ぶりにプラスに転じた。