英語「公用語化」に楽天踏み切る 世界企業目指し「内部から国際化」

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カフェテリアのメニュー、エレベーターのフロア案内も英語

   例えば3月1日には、

「初めての英語での経営会議です。本当に楽天を国際化するための大きなステップ」

と経営会議を英語化したことを明かしており、3月15日には、ツイッター利用者から

「楽天の社内は、英語が公用語ってほんとですか?」

と質問され、「まだ」(Not yet)と回答。英語の「公用語化」を進めたい意向を明らかにしている。

   また、同社では、月曜日の午前8時に全社員が集まる「朝会」と呼ばれるミーティングを行っている。新年度の最初の月曜日にあたる4月5日には、

「今日の全社ミーティングは100%英語。うまくいっている!」

と、上機嫌で、

「いまのところ、英語の役員会は、すごく上手くいっています!」(4月24日)
「初めての英語でのeコマース(電子商取引)に関する会合です。思っていたより、ずっとうまくいった!」(4月30日)

と、他の社内会議についても同様だ。

   広報部によると、カフェテリアのメニューや、エレベーターのフロア案内も英語化が進んでいるという。

   なお、三木谷社長自身はハーバード大でMBA(経営学修士)を取得しているが、現段階では、社内に「TOEICのスコアは何点必要」といった指針は設けられていないという。完全に英語が公用語になるまでは、もう少し時間がかかりそうだ。

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