大手銀行6グループ最終利益1兆1319億円 全行黒字転換

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   大手銀行6グループの2010年3月期決算が出揃った。最終利益は、世界的な金融危機の影響を受けた2009年3月期に計上した1兆1793億円の赤字から急回復し、1兆1319億円の黒字を確保した。全行が黒字に転換した。

   5月18日に決算発表した三菱UFJフィナンシャル・グループの最終利益は、3887億円(09年3月期は2569億円の赤字)。三井住友フィナンシャルグループは2715億円の黒字、みずほフィナンシャルグループは2394億円の黒字だった。

   大手銀行が黒字転換できたのは株価の回復がある。リーマン・ショック後の09年3月期には6グループで約1兆4000億円もの株式関係損失を計上。それが10年3月期は約400億円のプラスに転じた。また、景気回復によって取引先の業績が持ち直し、不良債権処理費用が減ったことが大きい。

   ただ、国内の資金需要が低迷していることから貸し出しは伸び悩んでいて、11年3月期の業績見通しは厳しめにみている。

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