電通・博報堂「黒字」に転換 売上高は大幅減

   広告大手の電通と博報堂DYホールディングスの2010年3月期決算が10年5月17日、出そろった。電通は売上高が前年比11.1％減の1兆6786億円、純損益が311億円の黒字で、博報堂DYは売上高が同11.3％減の9170億円で、純損益は12億円の黒字。両社とも、新聞・テレビからの出稿が大幅に落ち込んだことから売上高が大幅に減少した一方、株式評価損が減少したため、2年ぶりに純損益では黒字を計上した。