日本振興銀行の木村剛会長辞任 事実上の創業者

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   日本振興銀行の木村剛会長が退任することがわかった。同行の2010年3月期決算が赤字になり、その責任を明確にするため、5月10日の取締役会で辞任した。

   同行は04年4月設立の中小企業向け融資に特化した銀行で、木村氏は事実上の創業者。日本銀行出身の経営コンサルタントで、大手銀行が不良債権処理を進めた小泉政権時代に金融庁の顧問を務めた。

   西野達也社長は留任する。会長職は空席のまま。世界的な景気悪化の影響で、融資先の中小企業の経営難に備えて、引当金を積み増したことが赤字の原因とみられる。

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