野村名誉監督重病?単なる風邪? トークショー主催者ハラハラ

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   野村克也楽天名誉監督(74)は重病なのか、単なる風邪なのかーーファンや関係者が心配している。解離性大動脈瘤の疑いで入院している、と報じるマスコミに対し、沙知代夫人(78)や息子の克則氏は「単なる風邪。入院はしていない」を繰り返す。

   最短の復帰は今度の日曜日、2010年5月16日に行われるホテルでのトークショーだが、ホテル関係者は「出演できるかどうかの連絡が来ない」と頭を抱えている。

   野村名誉監督の入院が報じられたのは2010年5月12日。スポーツニッポンや日刊スポーツは、「緊急入院!解離性大動脈瘤か」などの見出しを掲げた。入院したのは10日で、風邪をこじらせ病院を訪れた後、東京都新宿区の慶応病院に救急搬送されたと書いている。最悪の場合、大動脈が破裂し手術だが、「今のところ命に別条はない」そうだ。

「入院はしていないということにしておいて」

   こうした報道に対し、沙知代夫人や息子の巨人2軍のバッテリーコーチ・克則氏は、病状を「ただの風邪」とし、それ以外のことは全く語らない。12日に沙知代夫は、両国国技館のたまり席で大相撲夏場所を観戦。記者から野村名誉監督の事を質問されると、

「何を言っているの?そんなわけないでしょう。昨日(11日)も電話があったし、名古屋で焼肉食べたと聞いている。縁起でもない!」

とまくしたてた、と日刊スポーツは伝えている。

   克則氏も、イースタン・リーグの日本ハム戦の試合前に取材に応じ

「風邪です。(入院は)していないということにしておいてください。お母さんもそう言ってますし」

と説明したとスポーツニッポンが10年5月14日に報じた。その後も2人は「ただの風邪。入院はしていない」を繰り返している。

   野村名誉監督は10日以降の講演などの仕事は全てキャンセルしている。10日に予定されていた栃木県足利市、14日の静岡県島田市での講演会は7月に延期。15日の兵庫県伊丹市は中止が決まった。

   5月16日には、東京にある「吉祥寺第一ホテル」で「弱者の戦略」と題するトークショーが予定されている。本当に、開催できるのかどうか、ホテル側はハラハラしている。

「(14日の午後4時の時点で出演できるのかどうか)沙知代夫人サイドから話しは無く、連絡が取れない状態。中止ならばお客様への対応を早急に取りたいが、最悪の場合、当日連絡が取れないまま私共がホテルの前にずっと立ち続け、野村さんが到着するかどうか待つ。そうなってしまうのが一番心配だ」

「本当に元気なのか、などとは聞けない」

   21日には東京都「練馬文化センター」での講演が予定されている。主催するスタッフ21は、

「講演コーディネーターが昨日(13日)に野村宅に直接電話をし、夫人から21日の講演は予定通りで大丈夫、という確認が取れた、という報告があった」

としている。

   となると、野村名誉監督の体調は日に日に回復していることになるのだが、樂天球団の広報に問い合わせてみたところ、野村名誉監督の情報は、沙知代さんサイドから全く入ってこないため、わからないのだという。

「私共もスポーツ紙に載っている沙知代夫人や克則氏の発言でどうなっているのかを知る、という状況です。2人が野村名誉監督は『元気だ』と言っていますので、『本当ですか?』などとは聞けません」

と話している。

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