1年半から2年でかなり普及する?
しかも、アップル直営7店以外で「iPad」を買うことができるのは、大手量販店とソフトバンクショップのうち一部。例えばヤマダ電機では直営店数の1割程度の57店でしか扱わない。ソフトバンクショップは16店だけだ。こうしたことから、青森県など一部の県では取扱店ゼロのところも出る模様だ。
販売店数を10店に絞り込んだ理由について、エディオンのIR広報部に質問したが、「コメントできない」との回答だった。アップル製品については4月末までに、量販店のネット通信販売サイトでの取り扱いが次々停止されており、「iPad」も当然取り扱い不可になる。
結局、「Wi-Fiモデル」については、現在もネットのアップルサイトで予約可能で、発売日の5月28日以降も同サイトで予約できる。店頭でも販売される。
「+3Gモデル」については、店頭予約が停止された現在はお手上げだ。今のところは、発売が開始される5月28日以降、最寄りの取扱店をネットなどで確認し、直接店へ足を運ぶしかない。
「電子書籍元年 iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか?」の著書があるメディア・ナレッジ代表の田代真人さんは、最初からアメリカのように爆発的に売れる訳ではない、と予測している。ただ、最初は様子を見る人が多いが、周囲の人たちが買ったものを触ると良さが分かって欲しくなり、「1年半から2年でかなり普及するのではないか」と話している。