米国の人気歌手レディー・ガガさん(24)のバッグが日本でにわかに注目を集めている。彼女のエルメスの高級バッグに、日本語で大量の「落書き」が書き込まれており、その中に下品で中傷めいたものがあるからだ。ネットでは「イジメみたいだ」「いや、褒め言葉だろ」などと話題になっている。
ガガさんは、2008年に発売されたデビューアルバム「ザ・フェイム」が世界中で大ヒットを記録。「ポスト・マドンナ」と言われ、一躍世界のトップスターとなった。頭に巨大なエビのオブジェをのせるなど、奇抜なファッションでも注目を集めている。
推定120万円のエルメスに殴り書き
初の日本公演は2010年4月に行われた。成田空港に降り立ったガガさんの右手には推定120万円もするという、エルメスの白いバーキンが握られていたのだが、日本語で「アイ ラブ スモールモンスター 東京ラブ」という文字が手書きで書かれていた。
ガガさんは、自身のファンのことを「リトルモンスター」と読んでいるのだそうで、「このエルメスのカバンを持ち歩くので、街で見かけたらぜひリトルモンスターズにメッセージを書き込んでほしい」などと呼びかけていた。
その後バッグが話題になることはなかったが、5月9日、海外のニュースサイトに掲載されたガガさんの画像に、日本語で大量のメッセージが書き込まれたバッグの姿が写り込んでいた。
殴り書きが多く、「がが大好き」「感謝」「愛してる」といったもののほか、「裕貴」「リエ」など、自分の名前を書き込んだと思われるものが見られる。応援メッセージがほとんどなのだが、一方で「ヤリマンビッチ」と、卑猥な中傷とも取れる言葉も書き込まれている。