会社出勤前に学ぶ 「朝活女子」急増中 

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「休活」で人生を変えられる?

   スクールに通うほど積極的ではなくても、身近なことから朝活を始めている人は意外と多い。エヌ・ティ・ティ・アドが首都圏在住の20~59歳男女668人に行った「朝型生活に関する調査」によると、朝型生活をしていると答えた人は59.9%にのぼり、女性の割合が高い。

   男性は「パソコンでメールをチェックする」「最新ニュースをチェックする」「パソコンでウェブサイトをチェックする」といった情報収集行動が比較的多いが、4割程度にとどまった。一方、女性は「家事をする」が30歳代以上で8割超となり、50歳代で「パソコンでメールをチェックする」と30歳代で「自宅で朝食やお茶をゆっくり楽しむ」がそれぞれ5割を超え、積極的に活動している様子がうかがえる。

   朝型生活を送るのは、「健康によい」(36.2%)、「規則正しい生活を送りたい」(35.2%)といった健康上の理由のほか、「自分の時間を確保しやすい」(34.6%)、「頭や体がスッキリして効率がよい」(32.6%)といった理由も挙がった。調査は2009年11月11日~12日に行われた。

   また最近、休みの日に活動する「休活」という言葉も生まれた。休活のやり方を説いた本『人生を変えたければ「休活」をしよう!』(サンマーク出版)が10年4月10日に発売された。著者の大田正文さんはかつて会社と家の往復をしているだけの生活で、友人は1人もいなかった。それが3年間の休活で1000人以上の人脈を築き、5つの勉強会と交流会を主宰するまでになった。

   休活では好きなことをする。人の話を聞くことが好きな大田さんの場合、社外の勉強会や異業種交流会に参加することから始めたそうだ。家でゴロゴロ過ごしていた人にとって最初の一歩はハードルが高いが、1年のおよそ3分の1を占める休日を使いこなせたら、会社という枠にとらわれず「個人として勝負できる力」を身につけ、ひいては人生を変えることができる、と力説している。

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