地元の人のライフラインにもなっている
「美しい景色や物産など沖縄には多いのですが、離れ小島の場合は知ってもらうのが難しい。情報発信するにも広告では相当な費用がかかる。だからブログだったわけです」
野澤さんは島民に地元の記事を書いてみませんか、カメラマンになってみませんか、と呼び掛けた。次第に賛同者が集まり今ではブログが毎日6000本アップされる。それが日本中の人から読まれるようになり、「あのブログを書いているあの人に会いたい」と観光客の増加にも結びついた。
また、「てぃーだブログ」は地元の人達のライフライン的な存在にもなっている。地域の行事や生活に関する重要なお知らせが掲載され、「てぃーだブログ」を見て生活のスケジュールを決める人が増えた。また、ブログの更新が止まったりすると「何かあったのではないか?」と家を訪ねたり、電話をかけたりして安否を気遣うようにもなっているという。