壮絶体験歌う13歳天才シンガー 中川あゆみ「泣ける」と話題

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   弱冠13歳の歌手・中川あゆみさんがデビュー前にも関わらずネット上で注目を集めている。大人顔負けの歌唱力もさることながら、両親が離婚するなど、自身の生い立ちを歌った歌詞が話題となり、YouTubeでは再生回数37万回を突破、「感動した」「泣ける」といった声が相次いでいる。

   中川あゆみさんは、1996年生まれの13歳、現在中学2年生だ。2010年5月5日、に「事実~12歳で私が決めたコト~」というデビューシングルがエイベックスから発売される。外見はお洒落をした普通の中学生という感じだが、低音域の強いパンチの効いた声質で、とても13歳とは思えない歌声を披露している。

6歳で両親が離婚、「事実しか歌わない」

   10代前半に大人顔負けの歌唱力でデビューする「天才シンガー」は時折いるが、中川さんの最大の特徴は「事実しか歌わない」ノンフィクションシンガーという点にある。

   冒頭からいきなり「7年前私は三原あゆみだった」と、名字が変わるエピソードが入るデビュー曲の歌詞は、全て実体験。ドキュメンタリー仕立てのPVなどによると、6歳のときに両親が離婚。目の前で大人達が言い争いをし、祖父母の元に養女として引き取られた。実の両親とは以降ほとんど会っていないようだ。心ない人からは「もらいっ子」と言われた。

「あなたの頭の中で生きているのは7歳の私でしょう でももう私はあの頃の私じゃない」 「生まれた後は全部私の責任でしょう だから私はあゆみを幸せにするの」

など、実体験に基づいたリアルで力強い言葉が印象的だ。

   音楽を始めたのは、5歳の誕生日に祖母からギターをプレゼントされたのがきっかけ。以来、祖母の好きな長渕剛さんをストリートで演奏してきた。以前から地元では有名だったようで、08年には「横須賀の長渕少女 中川あゆみ(12歳)」と紹介されてテレビ出演している。

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