ネット上で突如「ブル中野」が話題になっている。1980年代から90年代にかけて活躍した女子プロレスラーで、体重100キロを超えるヒール役として人気だったが、その後表舞台から姿を消していた。最近10年ぶりにテレビ出演し、ダイエットでスリムになった姿を披露したのが原因のようで、ネット上には「凄いキレイ」といった書き込みが寄せられている。
2010年4月27日発表されたヤフーモバイルの週間検索ワードランキングの2位に、突如「ブル中野」が入った。ネットの方でも、21日のヤフー急速ワードランキングで4位にランクイン。20日に「10年ぶり」という触れ込みでテレビ出演したのが原因と見られている。
「極悪同盟」を結成、ヒールとして活躍
ブル中野は本名・中野恵子といい、現在42歳。中学卒業後、全日本女子プロレスに入門し、83年にデビュー。85年には、ダンプ松本さんらと共に「極悪同盟」を結成、身長170センチに体重115キロという巨体を武器に、ヒール役として一世を風靡した。当時人気だったタッグチーム・クラッシュギャルズとの戦いで女子プロレス全体の盛り上がりにも貢献した。
だが1996年、米国遠征戦で左ひざのじん帯を損傷し、リングから離れることに。その後、プロレスを諦めてプロゴルファーを目指すが上手くいかず、メディアに登場することもほとんどなくなっていた。
その中野さんが、2010年4月20日放送のバラエティ番組「魔女たちの22時」(日本テレビ系)に「体重115キロ! 日本中で嫌われ者になった凶悪レスラー ブル中野 50キロやせて別人に」などと紹介されて登場した。
身の回りのものを食欲減退効果のある青色にする
選手時代からは想像もできないスリムで落ち着いた女性になっており、久本雅美さんら出演者からは「綺麗!」「かわいい!」といった声が相次いだ。
プロレスを辞めた後、普通の女性に戻るためダイエットを決意。選手時代は1日8000キロカロリーも摂取していたが、1800キロカロリーにまで抑え、3か月で50キロのダイエットに成功したという。その際行ったダイエット法として、身の回りのものを食欲減退効果のある青色にする「真っ青ダイエット」を紹介している。
10年2月14日のバレンタインには入籍もした。相手はジムで知り合ったムエタイ選手で、年齢は27歳と、15歳も年下。付き合い始めてしばらくした後、自分がブル中野だったことを明かしたら「君が過去に嫌われた分だけ、僕は君のことを好きになってみせるよ」と言われたという。
放送から10日経った今もネットでは話題になっており、「めっちゃ綺麗になった」「あの強さとキレイさ、憧れる」といった書き込みが寄せられている。