鉄道にハマるお母さん達 「ママ鉄」急増中の背景

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子供が鉄道に飽きると同時に「ママ鉄」も卒業

   鉄道&おもちゃの情報誌「鉄道おもちゃ」編集長の武井豊さんによれば、もともと子供向けだった同誌がお母さん達にも読まれるようになったのは4、5年前から。そのため、お母さん達も楽しめるような誌面作りに変えている。ただ、あまりお母さんに媚びた内容にすると母親から「子供が楽しめない」というお叱りが編集部に来るそうだ。もともと鉄道ファンだったという人は少なく、子供に影響を受けて、自分ものめり込んでいった例が多い。

「母親と息子が2人でイベントに行ったり、電車に乗ったり、撮影に行ったりしています。イベント会場などを見ると、父親と息子に比べ、母親と息子で来ている例が5倍にもなっています」

と武井さんは打ち明ける。ファミリーで鉄道イベントに出かける場合もあるが、母親と息子というカップルが圧倒的だ。

   今後も「ママ鉄」は増えていくのかーー。武井さんは目立って増えていくことはないと予想する。

「2歳から小学校3、4年生くらいまでは鉄道が好きですが、やがては飽きてしまいます。だから子供と一緒に楽しんでいたお母さんも『卒業』というパターンが多いんです」

   もちろん子供がリタイアしても「鉄子」として残る「ママ鉄」はいるが、それほどは多くない、というのが武井さんの見方だ。

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