成田「無許可着陸」だれが悪い 中国側「管制塔のミス」と反論

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国交省は「中国側が設定を間違えた」

   さらに中国側は、

「この時の天候は良好で、飛行高度も低く、飛行状態も安定しており、滑走路上には障害物がなく、他の飛行機もいないことを目視確認し、安全を確保した上で、マニュアル通りに安全に着陸した」

などと、許可無しでの着陸を正当化するともとれる主張をしたという。

   一方の国交省航空局管制保安部管制課でも、同様の主張を中国国際航空から聞いているとしながらも、

「CA951便がどの周波数を使ったかは分かりませんが、管制塔側では、あらかじめ決められた、いくつかの周波数しか受信していません。結果として(地上と飛行機との)会話ができていない訳です。中国側は『緊急用周波数も使った』と言っているようですが、決められている周波数以外で呼びかけられても、管制塔側は分かりません」

と、やはり「中国側が設定を間違えた」との立場だ。さらに、

「国内の航空会社であれば、着陸をやり直すケース。中国国際航空側には、(問題の着陸の)当日に注意してあります。原因はヒューマンエラー、つまり『セットのし間違え』だと思うので、『間違わないようにして下さい』としか言いようがありません」

と、「これ以上、手の打ちようがない」という様子。特に再調査を行う予定もないという。

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