コーセーと「アディダス」が組む
化粧品メーカー大手、コーセーはスポーツ用品ブランド「アディダス」と組んで、男性用化粧品シリーズ「アディダス スキン プロテクション」を2月22日からコンビニ、ドラッグストアなどで販売している。アディダスブランドの化粧品は日本初で、アディダスのファンや、部活動やサークル、ジムなどでスポーツを楽しむ10歳代後半~30歳代の男性を取り込む狙いだ。
化粧品メーカー、ドクターシーラボ(東京都渋谷区)とハーバー研究所(千代田区)は、それぞれ流通最大手セブン&アイグループと共同開発した化粧品を全国のイトーヨーカドーとセブン―イレブンで4 月7 日から発売している。以前からドラッグストアやバラエティショップなどで売っていたが、コンビニ大手で取り扱ってもらい、新しい客を取り込む考えだ。
化粧品と異業種のコラボは過去にも行われている。
例えば、ユニリーバ・ジャパンの男性用化粧品「アックス(AXE)」はTBS系バラエティ番組「リンカーン」とのコラボCMを09年12月1日から放映した。同時にアックスを購入するとオリジナル携帯待ち受け画像がもらえるキャンペーンも行った。
資生堂の子会社、資生堂アメニティグッズは自治体と組んで、「ご当地香水」を04年から作っている。第1弾は広島県尾道市の観光名所、千光寺公園の桜の香りをイメージした香水で、初回生産分2000本が3日で完売した。今では12地域で香水を販売している。同社広報担当者は、自治体からの依頼や問い合わせが毎日のように来ているという。