約1300店舗の大規模「スクラップアンドビルド」
マクドナルドは、この13店舗が成功すれば今後同型の店舗展開を進める方針で、原田社長も
「都心部から徐々に郊外へ広げていくが、そのままのデザインではなく、地域に合わせて多少変更し、検討を行いながら展開していく」
としている。
同社は全国433店舗を年内に閉店することを2010年2月に発表している。出店を行う一方で、投資効果を期待できない店舗などを閉店していく、いわば「スクラップアンドビルド」を強力に推し進める考えだ。今回の新世代デザイン店舗の採用もこの一環といってもおかしくない。全メニューを提供できない店舗や、新デザインに対応できない店舗などは閉店対象になる。3年から5年かけて更に633店舗も入れ替えていく。
これまでも04年からの5年間で、計300店の「スクラップアンドビルド」を行ってきた。今後これを加速させ、全国約3700店舗のうち約1300店舗を入れ替える、「大がかりな構造改革」を行うことになる。