高島屋新宿、「ユニクロ」効果で来客3割増
ただ、不景気の影響で客足が伸び悩んでいることから、若者層を取り込もうと大多数の百貨店は低価格ブランドを強化している。
高島屋新宿店はカジュアル衣料品店「ユニクロ」を4月23日にオープンした。売場面積は約500坪で、百貨店、ショッピングセンター内のユニクロとしては「国内最大」だ。
ユニクロ効果で高島屋新宿店に来店した客数はオープン初日、午後4時までに前年比33%増と大きく伸びた。高島屋広報担当者は「ユニクロの客層を高島屋に取り込んでいきたい」と言っている。
米国カジュアル衣料店「フォーエバー21」の旗艦店が4月29日にオープンするのは松坂屋銀座店だ。高級ブランド「グッチ」が退店した跡地に入り、売り場面積は930坪となる。
大丸京都店は百貨店で初めて、20、30歳代向け低価格衣料品店「コレクトポイント」を4月22日に開店した。大丸心斎橋店北館も低価格ブランドを集めた売り場「うふふガールズ」を展開し、これまで百貨店を利用していなかった20、30歳代女性の取り込みに成功した。J.フロントリテイリングの広報担当者は、「これからも低価格ブランドを強化していく」としている。