高速新料金本当に6月に始まるのか 国民、業者からは心配の声

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フェリー業者悲鳴「料金設定できない」

   東日本高速道路の広報室によると、顧客対応窓口でドライバーからよく聞かれるのが、新料金が本当に6月に始まるのか、割引の詳細がどうなるのか分からない、といった声だという。

   トラック業界も、不安顔だ。

   全日本トラック協会の広報部長は、「トラックは、中・近距離の利用が多いので、当初案だと8、9割の業者が実質値上げになります。再検討するというのは、どっちなんですか。ニュースを追い切れませんね」と言う。値上げするなら、6月実施から遅れた方がいいと複雑な思いも明かした。

   また、料金引き下げの動きに、フェリー業者も困惑しているようだ。

   関西地区のあるフェリー会社の担当者は、「この1年で車の台数が半分に減った。料金設定ができないので、早く当初案で決めてほしい」と漏らした。当初案では、本州四国連絡道路は、フェリーに配慮して普通車の上限料金が3000円と高く設定されている。とはいえ、「それでも、今よりましといった程度ですよ」と、引き下げの動きが信じられない様子だった。

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