上場時の株価水準「1万5000円台」を希望 未上場企業

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   株式の新規公開(IPO)の意向をもつ未上場企業が、上場時に希望する株価水準(日経平均株価)は「1万5000円台」と最も多かったことが、帝国データバンクの調べでわかった。

   具体的には、上場予備軍631社のうち、「1万5000円台」は12.7%、「1万2000円台」が4.8%、「1万3000円台」4.3%だった。「2万円以上」も2.9%あった。株価の先行きが読みにくいこともあって、「わからない」が36.8%、「希望はない」も12.8%あった。

   同社は「少なくとも、2010年4月現在の株価水準である1万1000円前後で十分と考えている企業は少ない」とみている。

   上場予定時期については、2010年が7社、11年が29社、12年が49社、13年が91社などとなった。未定は287社。希望する市場(複数回答)は、大証がヘラクレスとジャスダックを統合して10年10月に発足する新ジャスダックが42.2%で、最も多かった。次いで、マザーズの38.8%。

   上場による知名度や信用度、資金調達力の向上が狙いだ。

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