「政策不一致」の数合わせ 舛添新党の暗い船出

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   舛添要一参議院議員が新党結成のため、2010年4月22日に自民党本部を訪れ離党届を提出した。新党旗揚げの記者会見は23日に開かれるが、マスコミでは「数合わせ新党」「ガラクタ新党」などと揶揄され、船出を前に評判はさっぱりだ。

   新党に参加するのは「改革クラブ」代表の渡辺秀央参院議員と幹事長の荒井広幸参院議員、山内俊夫参院議員の3人と、自民党の矢野哲朗参院議員、小池正勝参院議員。

「錦の御旗を立てずに船出させた」

   このメンバーについてはかなり厳しい意見、疑問が出ている。

   特に話題になっているのは、新党に参加する荒井議員。民営化反対で自民党を離党した人物だ。一方、舛添議員は郵政民営化推進派だ。

   2010年4月22日放送のワイドショーではその点に批判が集まった。TBS系「朝ズバッ!」では、舛添議員が郵政民営化推進派だったのに対し、荒井議員は郵政民営化に反対し05年に自民党を離党したことを指摘。これで統一した政策が掲げられるのかという議論になった。元三重県知事の北川正恭早稲田大学院教授は、

「自分ならこうするから是非ついてきてくれ、という錦の御旗を立てずに船出させた」

と疑問を呈し、

「新党結成に当たり大人の話をしている、と言っていたが、大人の話は胡散臭く思われてもしょうがない」

と切り捨てた。

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