「 退職金を取り上げられるとかあるかもしれない」
出版社のリストラの内幕を「完全暴露」しているわけだが、退職が決まったからといって社内情報を公開するのはどうなのか。実は、たぬきち氏も心配していて、このブログの存在が知られれば「クビだっ!とかなるんじゃなかろうか」「こっぴどく叱られるかもしれない。退職金を取り上げられるとかあるかもしれない」と書いている。
それでもなぜ書き続けるかと言えば、勤める出版社は情報公開をしない体質だからだという。今回のリストラも業界紙に小さく記事が載っただけ。
「こんなこと始めちゃった僕にはもはや、外部の人に対する説明責任があると考えたからだ」
と書き続ける理由を説明している。
このブログについて、ネットでは「出版業界の置かれている状況がよくわかる」「たぬきち氏の勇気ある発言に心奪われる」などと評価が高い。たぬきち氏が勤務する会社だとネットで名指しされている出版社に、処分はあるのかどうか聞いてみたところ、広報室から、
「(わが社の)社員であるともないともお答えできない」
との回答が返ってきた。