米国と水面下で交渉と逃げる
普天間問題は5月末決着どころか、ますます泥沼化している。いずれにしても、近く平野官房長官が徳之島を訪ねることになるが、たんなる謝罪なのか、最終的な打診になるのかは不明だ。ただ、「打診」となると3町長は「会わない」ことを表明しているのでむずかしい。
4月21日に行われた国会での3回目の党首討論では、自民党の谷垣禎一総裁が「そろそろ腹案を明らかにすべきでは」と質問、鳩山首相は「腹案をもっているのは事実。しかし、米国に理解してもらうべく水面下でやり取りしている最中のため言えない」と答えた。
米国側は国内調整が先だとして、具体的検討は拒否しているというのがもっぱらの見方だ。いったいどこまでが本当のことなのか、首相の言動からはうかがえない。