声優加藤英美里「中傷」克服 歯の矯正をブログで報告

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   声優の加藤英美里さんが、ブログで歯の矯正を始めたと報告した。加藤さんはずっと歯並びを中傷するネットの書き込みに心を痛めていた。そうした中で、思い切ってブログで矯正の事実をオープンにすると、ネットで注目を浴び、激励のコメントが殺到している。

   加藤さんはアニメ「らき☆すた」などで知られる声優で、07年に平野綾さんらと歌った、同アニメ主題歌『もってけ!セーラー服』はオリコンチャート2位を記録。08年には、声優アワードで新人女優賞を獲得している。

矯正のために貯金までした

コメントが殺到している加藤英美里さんのブログ。
コメントが殺到している加藤英美里さんのブログ。

   加藤さんは歯並びが余りよくなく、「らき☆すた」で注目され始めた頃から度々ネタにされてきた。ネットには、加藤さんの歯並びを揶揄したあだ名や、心ない中傷などが数多く書き込まれていた。

   2010年4月16日のブログで、歯列矯正を3月から始めていたことを明かした。矯正のために貯金までしたという。

   すると、ネットで注目を浴びることになった。2ちゃんねるには「【速報】加藤英美里が歯を矯正」といったスレッドが乱立。「お前らがイジメすぎたからだろ」「医療費負担すべきだろ」といった書き込みが殺到した。

   また、ネットでの中傷が原因で、口を開いて笑うことが少なくなったという指摘もあり、「一部の心ない人達のせいで、えみりんの笑顔がぎこちなくなってしまったのは非常に辛かったです」といったコメントも寄せられた。

   女性声優へのネットでの中傷書き込みは絶えない。人気声優であるほどその傾向が強く、一時入退院を繰り返していた平野綾さんも、ことあるごとに激しい中傷に晒されている。

書き込みが600件以上も殺到

   ネット上の反応を受けて、加藤さんは翌17日にブログをまた更新した。「コメントありがとう!」と感謝し、「結構本音書いちゃうので、気分悪くする方もいるかもしれません」としながら、矯正するに至った顛末を書いている。

   歯並びは「女の子としていつか治したい」とずっと思っていた。周囲からはそのままでいいと言われても「やっぱり、自分が好きになれない部分ではあったので」と、コンプレックスだったようだ。今でも、写真や映像が苦手なのだという。

   また、ネット上で自分がどのように言われているかも知っており、落ち込むこともある。

   「声優で顔なんて関係ないはずなのに、なんでこんなこと言われちゃうんだろうか、顔出したくて声優になったわけじゃないし…と、本気で辞めようと何度も思っていたり、顔出し全部NGにしようとしていたことがありました」

   かなり本格的に悩んでいた様子だ。だが、ファンが支えとなり、声優を続けることができたという。ブログに矯正のことを書くのは悩んだが「皆さんにちゃんと伝えられて良かったと思っています!」と書いている。

   「例え矯正中でも、堂々と笑っていきたいと思っていますっ! 隠している方が、恥ずかしくなってくるもんね」

   コメント欄には「女のコにとって身体的な部位の事を言われるのは辛いですよね」といった書き込みが600件以上も殺到。2ちゃんねるにも、「マジ感動…ホントいい娘だな 今日から本気で応援するぜ!!」などと書き込まれた。加藤さんのブログにはアクセスが大量にあったのか、4月19日現在ライブドアの有名人ブログランキングで1位になっている。

姉妹サイト