「普天間」暗礁で鳩山内閣剣が峰 衆参ダブル選挙説も飛び出す

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   米軍普天間基地の移設問題が暗礁に乗り上げる。メディアの世論調査では、内閣支持率が「危険水域」の20%台がぞろぞろ出てきた。鳩山内閣は「風前の灯」だとの見方が出て、「解散総選挙」、衆参ダブル選挙の影さえチラついてきた。

   時事通信に続き、朝日新聞(4月19日付)や4月18日放送のフジテレビ「新報道2001」の世論調査で、鳩山内閣の支持率はついに30%を割り込んだ。不支持率も、朝日新聞で60%を超え、時事通信なども半数を超えている。

5月決着先送りの場合、首相「辞任すべき」が51%

7月の衆参ダブル選挙はあるのか? (09年12月撮影)
7月の衆参ダブル選挙はあるのか? (09年12月撮影)

   鳩山由紀夫首相と民主党の小沢一郎幹事長の「政治とカネ」の問題によるイメージダウンに加えて、普天間基地の移設や高速道路の無料化問題と、国民との約束(マニフェスト)は反故にされることばかり。さらに、核安全保障サミットでのオバマ大統領との「10分会談」でまったく相手にされなかったことが追い討ちをかけた。

   内閣発足は、ほんの7か月前のこと。そのときに、本当に70%超もの高い支持率を得ていたのか、と思わせる凋落ぶりだ。

   朝日新聞の世論調査によると、普天間問題の5月決着が先送りされた場合、鳩山首相は「辞任すべき」と答えた人は51%に上った。

   こうした中で、衆参同時選挙という観測も出ている。政府が2010年6月に策定する中期財政フレームをめぐって、仙谷由人国家戦略担当相が、消費税率の引き上げを争点に「任期途中での衆院解散も選択肢になり得る」と発言したのがきっかけで、「解散ムード」が漂ってきた。

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