俳優山本太郎母の「虐待」報道 事務所「事実無根で法的措置」

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   俳優の山本太郎さん(35)の個人事務所に勤めていたスタイリスト女性(28)が、事務所代表もしている山本さんの母親(64)から虐待を受けたと、週刊文春が報じている。これに対し、山本さん側は、「すべて事実無根です」と主張しており、法的措置を取るとして譲らない構えだ。

   山本太郎さんは、高校時代にバラエティ路線でデビュー。「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」のダンス甲子園で、奇妙な振り付けで踊って「メロリンQ」と叫ぶ芸が話題を呼んだ。その後は、俳優としても活躍している。

「給料や罰金分約1800万円が取られた」

   週刊文春の2010年4月15日発売号によると、山本さんの自宅兼個人事務所タロー・カンパニーに06年春から4年間勤めたスタイリスト女性が、10年3月に事務所を離れたのを機に虐待などがあったと同誌に明かした。

   記事によると、この女性は、事務所代表をしている山本さんの母親から、家政婦のように掃除をさせられたり、怒鳴り散らされたりした。数か月もすると、ケータイ電話で頭を殴るなどの暴力も受けるようになった。

   見習いをした半年後に月給28万5000円が振り込まれるようになったが、その後無断で引き出されていた。さらに、07年7月には、ペルシャじゅうたんを浸水させたとして300万円の借金を負わされるなどし、給料や罰金分約1800万円が取られたとしている。現在は、代理人を通じて、返還を求めているという。

   ただ、この女性は、じゅうたんに水をこぼしたり、借入証書に捺印してしまったりしたことは認めている。また、山本さんの母親は、機嫌がいいと洋服を買ったり、優しい言葉をかけたりしてくれたともしている。

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