エイベックス社長告白 東方神起「内部に亀裂」は事実

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   韓国の「東方神起」が活動休止するまでのゴタゴタを、所属レコード会社エイベックスの松浦勝人社長(45)がツイッターで告白して波紋を呼んでいる。メンバー5人のうち2人に「会わせてもらえない」というのだ。CD不況の中で頼みの綱だっただけに、悩みは深刻のようだ。

   2005年に日本でもデビューした男性アイドルグループ「東方神起」は、NHKの紅白に2度も出場するなどして人気が爆発。10年2月発売のベストアルバム、3月発売のシングルがそれぞれ80万枚、30万枚も出荷して絶頂期が続いている。

「握手を求めたらしかとされた」

まだ5人にこだわっているようだ
まだ5人にこだわっているようだ

   それだけに4月3日の活動休止発表は、音楽関係者やファンらにショックを与えた。公式ファンクラブのサイトには、復活を願うファンから1万件ものコメントが寄せられたほどだ。

   ドル箱グループだけに、エイベックスもつなぎ止めるのに必死だったようだ。その経緯を同社の松浦勝人社長が、ツイッター上で告白している。

   フォロワーのファンから、5人との関係を聞かれ、松浦社長は4月11日からつぶやきを始める。活動休止の背景には、メンバーのうちジェジュンさん(24)ら3人と韓国の所属事務所とのトラブルがあったとされる。が、それ以上に、メンバー間など人間関係の亀裂が深刻だったらしいのだ。

   松浦社長は、この3人とは話ができるが、チャンミンさん(22)ら残りのメンバー2人とは話もできず、連絡先さえ教えてくれないと告白する。そして、うち1人にこんな仕打ちを受けたというのだ。

   「一番悲しかったのは去年のレコード大賞の楽屋で偶然チャンミンに会って握手を求めたらしかとされたこと…」

   つまり、無視されたということだ。それを見た3人側のジェジュンさんが腹を立てていたという。

   さらに、松浦社長は、TBS系で4月11日放送の「アッコにおまかせ!」で明らかにされた「内部分裂の真相」は、ほぼ事実だとも書いた。

2人はユニバーサルミュージックに移籍??

   「アッコにおまかせ!」によると、ジェジュンさんらメンバー3人が2009年7月、韓国の事務所に専属契約無効の仮処分を申請してから、チャンミンさんら残り2人との関係が悪化した。番組では、週刊女性の記事を引用し、楽屋に間仕切りを立てたり、車の移動も別々にしたり、さらにはグループ写真も別々に撮影して合成したと指摘。最後に、「復活はほぼ0%」というスポーツ報知記者の解説を紹介していた。

   松浦勝人社長によると、これらがほぼ事実ということだ。

   音楽業界は、CD不況で業績が悪化しており、エイベックスも09年3月期に最終損益で10億円という初の赤字に落ち込んでいる。東方神起の活動休止発表は、業績を立て直そうと、10年4月1日から取締役をほぼ半減させて松浦社長ら7人体制にした矢先のことだった。

   産経サイトによると、ある音楽評論家は、活動休止で30~50億円の売り上げがなくなると指摘している。松浦社長は、ツイッターで「avexにはどれだけ打撃か…」とショックを打ち明けており、「東方神起」を失う悩みは深刻のようだ。

   ソロ活動でも人気が見込まれるだけに、エイベックスは、休止発表の際、5人の活動を全力でサポートしていくとしていた。ところが、このもくろみにも暗雲が立ちこめているようなのだ。

   それは、松浦社長がこうつぶやいたことだ。「ユノとチャンミンはユニバーサルという噂です」。ユノとはユンホさん(24)のことで、2人が別のレコード会社のユニバーサルミュージックに移籍するということらしい。

   そこで、同社の広報担当者に当てると、驚いた様子で、「初めて聞きました。そんな情報は入ってきていません」。いずれにせよ、現状は厳しそうだ。

   ちなみに、これらのつぶやきは、現在は削除されている。悪影響を心配したフォロワーのファンからの要請らしく、松浦社長は、「言わないほうが皆のためと思っていましたが、僕も弱い人間でした。ごめんなさい」とお詫びの言葉をつぶやいていた。なお、これも現在は削除済みだ。

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