「1Q84」続編フィーバー 異例の午前0時書店販売

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「4000冊全部、当日に売り切りたい」

   営業時間を繰り上げる書店もある。丸善丸の内本店は4月16日、朝7時から店の入り口前で販売する。店員は、

「4000冊弱で、新刊ではめったにない数です。『ハリーポッター』シリーズや『ミシュラン』が店前で販売したら飛ぶように売れたので、今回も期待しています。できれば全部、当日に売り切りたい」

と意気込んでいる。

   三省堂神保町本店も4月16日、朝7時から店頭で販売する。さらに購入者にプレゼントする小冊子を数量限定で用意した。村上作品にゆかりのある思想家の内田樹さん、小説家の古川日出男さんのコメントが載っているほか、「1Q84 Location Map」や「1Q84と併せて読みたい一冊」などの特集が盛り込まれている。公式ツイッターでは、「ぜひ早起きしてご来店下さい。中継の依頼もちらほら来て、あわただしく盛り上がっております」とアナウンスしている。

   ネット通販大手のアマゾンには4月14日時点で3万冊以上の予約注文が寄せられた。計2万冊の予約があった「BOOK1」と「BOOK2」を大きく上回る。

   ネット上には「アマゾンと書店とどっちで買おうか」と迷っている人もいる。アマゾンジャパンによると、配達日は早くて4月16日。できる限り発売日当日に届けるように努めているが、必ずしも当日に届けられないことがあり、注文確定画面で「お届け予定日」を確認するよう呼びかけている。

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