首都圏マンション市場が急回復している。不動産経済研究所のマンション市場動向によると、2010年3月の首都圏マンション発売戸数は前年比54.2%増の3685戸となり、2か月連続で増加した。4月13日に発表した。
首都圏マンションの伸び率が50%を上回るのは、2000年12月以来のこと。都心部などの大型物件が複数販売された。一方、契約率も82.8%で、販売の好不調の分かれ目とされる70%を3か月連続で上回った。契約率が80%台になるのは07年3月以来。需要も好調だった。また、1戸あたりの平均価格は5070万円で、前年比6.8%増えた。5000万円台に乗ったのは16か月ぶり。
なお、09年度の首都圏マンション発売戸数は3万7765戸で、前年度比6.0%減だった。4万戸を割り込んだのは、1992年度以来17年ぶり。