女性の8割が「家飲み派」  人目気にせず1人で飲む

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「低アルコール」「低カロリー」飲料が続々登場

   女性の家飲み傾向が強まり、メーカー各社は女性をターゲットにした商品の開発に力を入れている。

   アサヒビールは国産果汁を使った缶チューハイ「アサヒ チューハイ果実の瞬間」を3月16日に発売した。アルコール分が4%と低いのが特徴だ。健康志向の高まりで低アルコール飲料が伸びていて、同社によると低アルコール飲料市場は約1億箱規模(1箱は250ml×24本)で、09 年は前年比102%だった。

   低カロリー飲料も女性に人気が高く、同社は1缶当たりのカロリーが「最少級」の缶チューハイ「アサヒSlat(すらっと)」に白桃味を10年2月に追加。このシリーズは09年2月の発売以来、売れ行きが好調で、4か月で年間販売目標の300万箱を超え、09年12月に450万箱を達成した。

   サントリー酒類も低カロリーの缶チューハイ「カロリ。」を10年1月19日にリニューアルし、2つの味を3月23日に季節限定で売り出した。フルーティですっきりとした味わいが好評で、1月の販売実績は前年比137%の96万箱だった。また同社はカロリー50%オフのカクテル「カクテルカロリ。」の新しい2つの味を4月20日から季節限定で発売する。

   女性に人気の梅酒にも新商品が登場した。サントリー酒類は紀州産南高梅を100%使用した「まろやか完熟梅酒」を3月16日から発売し、「梅酒にしませんか。」を3月にリニューアルした。同社梅酒の09年販売数量は対前年約3割増で、中でも紙パック商品の人気が高まっている。

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