ラジオの試験ネット放送 「ラジコ」が「想定外」人気

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ラジオ業界の底上げに期待高まる

   ネット調査を手がけるアイシェアは4月6日、IPサイマルラジオに関する意識調査の結果を同社サイトで公表した。回答を寄せた478人のうち、IPサイマルラジオが実用化したら利用したいかを尋ねたところ、「ぜひ利用してみたい」「利用を検討してみたい」を合わせて66.3%に上った。一方、普段ラジオ放送を聞いているかとの質問には、「よく聞く」が9.6%、「たまに聞く」も15.9%にとどまっている。現在はラジオから遠ざかっている人は少なくない半面、「ネットラジオ」へは期待の高さがうかがえる。

   「特に若者の間でラジオ離れが進んでいる今日、『1回聞いてみようか』と思わせる機会をつくりたかった」と話すのは、IPサイマルラジオ協議会事務局を担当する電通ラジオ局の青木貴博氏。予想を超えたラジコへのアクセス量に、「思った以上にラジオを聞きたい人がいたことが分かり、今後業界の底上げにつながるのではと期待しています」といい、手ごたえを感じている様子だ。

   ミニブログ「ツイッター」では、「今日もご飯作りながらTFMだ。radikoさまさま」「京阪乗る人、おけいはん のコマーシャル!!!on FM COCOLO なう!」と、ラジコについてつぶやく人が多い。4月6日には、アイフォーンでラジコを聞くためのアプリケーションが2種類公開された。パソコンからスマートフォン、さらには4月末に発売予定の「iPad」でも聞けるようになれば、ラジオの本格的な「復活」もあるかもしれない。

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