内閣府が2010年4月6日に発表した2月の景気動向指数(CI、速報値、2005年=100)によると、景気の現状を示す一致指数は前月に比べて0.4ポイント上昇して100.7となり、11か月連続で上昇した。ただ、上昇幅は前月(2.7ポイント)よりも大幅に縮小。11か月基調判断は「改善を示している」に、5か月連続で据え置いた。
指数の上昇に寄与したのは、投資財出荷指数(輸送機械を除く)、商業販売額、有効求人倍率(学卒を除く)などで、一方で生産指数(鉱工業)、大口電力使用量などがマイナスとなった。
また、景気の先行きをみる先行指数は、前月比1.0ポイント上昇して97.9となった。上昇は12か月連続。