日本人乗組員「こういう団体あってもいい」
抗議船「スティーブ・アーウィン号」の乗組員の焦点を当てたコーナーもある。「クジラのために一致団結!」と題して、乗組員20人のプロフィールを4ページにわたって掲載し、「マリコ」「マイ」と名乗る日本人乗務員2人が、
「シー・シェパードは確かにコアでハードな団体に見えるかもしれないけれど、盲目になっているビジネスマンと地球の奇跡の美しさを感じていない人たちの目を覚まさせるには、こういう団体があってもいいと思う」
などとする手記を、それぞれ寄せている。
SSをめぐっては、抗議船元船長のピーター・ジェームス・ベスーン被告(44)が傷害などの罪で起訴されるなど、「エコ・テロリスト」といってもおかしくない。それだけに、日本のメディアとしては異例の切り口だとも言える。ソトコト編集部では、
「他のメディアで紹介されていなかった内容を、『ソトコト』独自のコンテンツとして紹介した。(SSのメンバーがポーズをとっている)表紙を見て敬遠する人もいると思うが、まずは内容を見て判断して欲しい」
と話している。同編集部によると、現段階では、まだ直接の反響は寄せられていないが、ツイッターで専用のハッシュタグ「#greenfighters」を設定しており、ツイッターでの反応を見守りたい考えだ。ツイッター上では、
「やるねソトコト。久しぶりにとがった感」
「これは興味深い」
「今回の特集は環境テロリストか」
など書き込まれ、現段階では反応はバラバラだ。