トマトをスープに使ったラーメン
世界で8000種、日本では100種以上が生産されているトマト。国内の市場規模は2000億円を超え、ひと頃話題になった岡山県産「桃太郎」や愛知県産「ファーストトマト」のほかにも日々新品種が出回っている。
吉本代表は、
「海外と比較すると日本のトマト消費量はまだまだ低い。これから本格的に広がると思っていますので、セレブ・デ・トマトが果たす役割は重要だと考えています」
と意気込んでいる。
トマトをスープに使ったラーメンも登場し、人気となっている。東京と神奈川に16店舗を展開する「太陽のトマト麺」。運営するイートアンド(大阪市)の広報担当者は、「ナス、枝豆、キャベツ、白菜などの野菜を試したところ、トマトが一番おいしかったから」と話す。
09年の売上高は前年比42%増の10億5000万円。「ラーメンなのにヘルシー」と若い女性や健康志向の中高年の支持も集めている。10年4月23日に町田東急ツインズ内にトマト麺とピザが食べられる店をオープンし、将来は20店舗まで拡大する予定だ。