プラチナ価格急騰 南アW杯開催も背景に

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

南アで再び電力不足の予測

   さらに、南アフリカといえば6月にはじまるサッカー・ワールドカップの開催国だ。この時期は冬場にあたるうえ、たくさんの観光客やサポーターがやってくると、再び電力不足に陥ることも予測される。「そういった思惑買いが進んでいる」(田中貴金属)のも価格上昇の要因とみている。

   プラチナETFの人気も見逃せない。東京証券取引所のほか、ロンドンやニューヨークにプラチナETFを上場し販売するetfセキュリティーズは、「1月にNY上場を果たして以降、米国での流入は凄まじいものがあります。プラチナは年間600万オンス供給されるのですが、米国だけですでに30万9000オンス、全体の5%ものプラチナが流れ込んでいます」と説明する。

   東証に上場するプラチナETFは2010年4月1日の終値で、前日比0.33%上昇の1万5175円。過去1年(年率)では46.44%も上昇している。プラチナETFは世界的な人気で、現物価格を押し上げている。

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