年度末にあたる2010年3月31日の東京株式市場の日経平均株価は、終値で前日比7円20銭安の1万1089円94銭となり、1万1000円台をキープして引けた。前年度末の8109円53銭から、2980円41銭上昇した。世界的な金融危機の影響から一転、新興国経済の急回復とともに自動車やハイテクなどの輸出関連株がけん引した。
3月31日の株式市場は、前日に08年10月2日以来約1年半ぶりに1万1000円台に回復した勢いもあって、午前中はトヨタや日産などの自動車、三菱地所や三井不動産、住友不動産の不動産株、イオン、丸井など小売株などが買われ、一時は1万1147円62銭をつけて年初来高値を更新した。
なお、東証株価指数(TOPIX)の終値は前日比0.77ポイント下がりの978.81だった。