TBS系「朝ズバッ!」で「学級崩壊」特集
閣内がバラバラなのは郵政問題だけではない。鳩山由紀夫首相は、普天間基地の移設問題について、3月26日の記者会見で、
「交渉させていただくときに、当然ながら政府案としてひとつにまとまっていないといけない3月いっぱいをめどにしながら、政府案をまとめる努力をしている」
と、政府案をまとめる期限を3月末と明言。ところが3日後の3月29日には、
「今月(3月)中でなければならないということは、別に法律で決まっているわけではない」
と、あっさり撤回してしまった。
これには、カナダ中の岡田克也外相の意向が反映されているとの見方もある。実際、3月29日に行われたクリントン国務長官との会談では、岡田外相は
「鳩山首相も、5月末までに決着させたい決意を示している。日米間でさらに議論したい」
などと伝えたとされている。
一連のトラブルをめぐっては、野党やメディアからの批判の声も急速に高まっている。
自民党の大島理森幹事長は、3月30日の役員会で、鳩山首相については「日替わりメニューみたいに話をしている」、内閣については「学級崩壊的な議論がされている」と酷評。
同日朝のTBS系「朝ズバッ!」でも、菅氏と亀井氏の一連のやりとりなどを「学級崩壊」として特集した。
一連の問題をめぐっては、3月30日の閣僚懇談会で議論が行われているが、これで事態が収束するかどうかは不透明だ。